経営の基本はお金の循環スピードを上げることに尽きると感じる。
例えば、元手100万円を如何にして110万円にするか。
まずは100万円を投資し、110万円を回収しなければならず、そのスピードが1日ならは日利益10万円。
月換算で300万円となるが、これが1日ではなく3日であれば、月換算で100万円と日数を要するほど月間売上が減少する。
至極当たり前のことなのだが、起業したての場合は、上記のようにうまく回すまで困難の日々が続く。
具体的には、集金をはやめ(入金を早くしてもらい)、支払を送られることでキャッシュ・フローの循環はよくなるのだが
道義的に”支払を遅らせる”ことは極力控えたい。
というのも自分の経験上、”あてにしていた入金が遅れる”ことほどストレスになるものはない。
ただ制作料の入金が遅れる場合もあるという経験を積んだことで、未然に防ぐ方法やそうなりにくくする手段を学ぶことが出来たので結果的にはよい方向に向かうことが出来た。
しかしながらお願いした仕事に対して、支払を極力遅くすることは本当にしたいくない。
商売ベタと呼ばれても、相手の立場になればすぐに分かることだが、自分と同じように入金が2ヶ月後、3ヶ月後となるのはしんどい場合もあるはずである。(資金に余裕があれば問題ないですが。。。)
納品後はフライング気味でも気持ちよく迅速な支払いをし、双方に円満かつ長いお付き合いをしたいものである。
起業したての方はお客様の未払いによる”ピンチ”を経験することになると思う。
ただ額にもよるし、信頼関係の中で融通をきかせる場合もあるだろうが、発注者制作者の権利を守る上でも発注時点での契約書は必ず欲しいところである。