読書は最良の投資手段:多読のすすめ

本を読むようになったのはいつ頃からだろうか。

役所を辞めて目的なく生きていた25歳頃だっただろうか。

その時までは基本、読書という習慣が全くなく
客観的に思い出しても自分なりの言葉しか表現方法がなく
ボキャブラリーが圧倒的になかったようにも感じる。

会話していてすぐ気付かされることに
相手が読書や新聞を読んでいるかどうか。

会話の中で使わる”言葉”や”表現”の豊かさですぐに理解できる。

私は出来る限り専門用語は使わないように心がけている。
相手がイメージしやすい、理解しやすい言葉をチョイスしているつもりでいる。

そんな表現力を鍛える一つの方法として最も身近で効果的な方法が読書だと思う。
もちろん毎日の新聞もいい。

ネットでの情報収集は、自分が欲しい情報を探すには最適なツールである。
しかしながら”興味のない分野”の情報収集には向いていない。

例えば新聞などは自分の興味のない分野でもプロの記者がわかりやすく記事を生成している。
一方的に与えられる情報はひらめきにつながったり、思わぬところでプラスに働くことが多い。
おもしろそうなことをしている人物や会社、もっと詳しく調査するにはネットで再度検索だろう。

話は戻るが、個人的には本を読んでいる人と習慣のない人では雲泥の差が生じると本気で感じている。
正直、その図書の内容を全部暗記しているわけでもなく、大雑把にでも自分なりの”まとめ”を感じ
1つの選択肢として理解することが目的である。

正解のない時代に(←このフレーズも最近よく読んでいる藤原和博氏の言葉)、多様な価値観や視点を持つことは重要である。

更に多読を意識し始めたのは、本田直之氏のレバレッジ・リーディングを読んでから。
確かに1500円程度の投資で10倍以上のリターンがあることは明白であり、1冊だけではなく、
学びたい分野があったら、複数のその分野の図書から様々な視点、時流をつかむことが重要のようである。

何年たっても色褪せない、そんな素晴らしい人生経験や価値観がわずか1500円で手に入る時代。
素晴らしい時代に生まれたことを感謝。
最もローリスクでハイリターンな”読書の習慣”をまずは身につけたいものである。

最後に、私は古いタイプの人間なのだろう。
電子書籍が苦手で本現物の質感やページをめくる感覚、
本という”モノ”自体が好きである。

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