2009年、自民党時代にいったん終止符を打ち、民主党が時の与党となった。
あの時は長年のつけ(実際は今もつけのまま)とリーマンショックという世界不況に巻き込まれた形で
一度、民主にやらせてみようという”風”が吹いた。
しかしながら個人的には麻生さんだったからこそ、あの程度の被害で済んだと思っている。
漢字がどう、金銭感覚がどう、一国を世界相手に舵取りしていかなければいけないから小さな問題は二の次で
経済を俯瞰できる人物でなければもっと悲惨な現状になっていたと思う。
政権交代の話に戻るが、民主党はそれまで自民が嫌がるような質問を繰り返し、
いわゆる”確かな野党”として役割を果たしてきた。
更に地道な地盤作り、支持固めと信用を築くために時間を費やしてきている。
その地盤があったからこそ、”風”もあいまって政権交代劇を実現できた。
わたしは維新の会の勢いに興味があった。
政治や行政が地域のために改革しようとしている、
これだけでいわゆる”住みたい地域”につながってくるのではないかと思ったのがきっかけであった。
どんな街なら”住みたい地域”になるのか、それには政治が地域の未来を考えて選択・決断していること、
更にそれを水面下ではなく、しっかり告知していること。これも1つの手段だと感じていた。
そんな中、大阪では現職と元知事によるガチコンの選挙戦が行われた。
数ある名選挙戦の中でも大注目の戦いだったと思う。
その中でも激戦を制し、大阪の未来をつくろうとしている維新の会は魅力的であった。
維新の会がどんなプロセスで、どんな手法で次々と改革をすすめているのか、
そのノウハウは我が秋田県や能代市に落としこむことはできないものか、そう考えるようになっていた。
維新の会の勉強会では、主に制作の勉強や維新の価値観を学ぶことができた。
たしかに先送りし続けている年金問題(増え続ける社会保障問題)は重大な案件だ。
さらに言えば現自民党政権も先送りにしている(ように思える)
維新は年金制度のリセットを掲げている。すでに約束した分の支払いには800兆円必要とのこと。
これは政府の借金1000兆円とは別枠である。
選挙とは、有権者のものではなく、投票へ行く人達の中で戦わなければいけない厳しい現実がある。
本来、選挙とは納税者のものであるはず。
しかし政治不信から無党派層が投票へは行かず、選挙へ行く層へ力のある政治家が当選し続ける。
これでいいのか?
参院選からネット選挙が解禁するようだが、ネット投票も1つの手段として考えるべき。
また投票日という概念から、投票期間という制度自体の変更も必要である。
タイトルにある有権者は慎重になってきた。に全く触れていないので次回。